副業で動画編集をする人も多くなり、よく相談されるのが編集ソフトです。

わかります。
多くの人が「Adobeにするか?Macを買って Final Cut Pro Xにするか?」で悩み聞かれます。
悩む原因は、金銭面やPCスペックなどが関係してくるし、Adobeで年間60,000円も払って案件が取れるのか?
単発な仕事ではなく継続案件が取れるのか?
※継続案件とは・・・同じ発注者様から毎月決まった金額で編集を請け負うこと。
そもそも仕事としての動画編集が取れるのか?
と始めるにあたって、いろいろ考えて悩みます。
こんな方におすすめ
- これからクラウドソーシングを使って仕事を請け負いたい。
- 副業で動画編集がしたい。
- まずは副業で稼いでから独立するぞと野望をお持ちの方。
そこで、副業で動画編集を始めるにあたって、実際にクラウドソーシング(ココナラ・クラウドワークス・ランサーズ)で案件を受ける私が、どの編集ソフトを使うのがいいのか?の結論をお伝えします。
本記事でわかること
・実際のクラウドソーシングでの案件傾向
・案件獲得のために必要な編集ソフト
・Adobe? Final Cut Pro X?の決着
・動画編集に必要なPC
本記事を先読み
クラウドソーシングにある動画編集案件の傾向
ココナラやランサーズ、クラウドワークスは、クラウドソーシングでは代表的なwebサイトになります。
他にもクラウドソーシングのサイトはありますが、サイト内で案件が活発的に動いているのは、やはり有名で大手サイトの3つです。
ココナラ ・ランサーズ・クラウドワークスの各サイトの案件傾向で共通しているのは「編集データーも納品」です。
編集した動画と、編集データーも納品してほしいというは実に多くあります。
納品先(依頼者)が納品後に再編集することや、後々の修正などご自身でされる可能性もあるので、依頼者が使っている編集ソフトのデーターにしてくれということです。

全ての案件が編集データーも納品ではなく、MP4などの形式で動画だけでいいというのもありますので勘違いしないでください。
編集データー納品の案件のほとんどが、AdobeのPremiere Pro指定。
編集ソフトはAdobeでという指定もある案件も結構多くあり、編集ソフト指定案件は単価も高く継続案件が多く、逆に「編集データー納品しなくていいよ」の案件は、単価も安く単発案件が多いです。
クラウドソーシングで仕事するなら、Premiere ProとAfter Effects
クラウドソーシングで案件傾向からもわかるように、迷う原因が金銭的なことがあっても動画編集ソフトは、Premiere ProとAfter Effectsです。
クラウドソーシングは、待っていても仕事はないので、自分から案件に立候補するので、上記の2点がクリアーできないと、応募しても返事さえ来ません。
また他の立候補している人も多くはPremiere Proで編集してますの実績をプロフィールに載せている方ばかりですので、競争になったら勝てるわけがありません。
Adobeがいいのはわかるけど、金額的に・・・
Adobeの最大のネックは、年間60,000円にもなる使用料で、毎年払うと考えて躊躇するのもわかります。
しかし、動画編集の副業で10万円、30万円、50万円といったレベルで稼ぎたいなら、仕事道具として捉えてみてはどうでしょうか?
副業で20万円を超える収入を得ると、確定申告もするようになった時には、丸々経費扱いができます。
動画編集に慣れらPhotoshopやIllustrator、3D系なども習得すれば、扱える案件の幅が広がっていきますし、独立した際に動画編集だけでなくデザインも作れるとなればリスクヘッジもできます。
ゆくゆくは、web系の知識も習得すれば、デザインができて、動画も作れて、web知識やプログラミングができれば、ホームページやLP制作などの高額案件も取れるようになります。
参考
こちらの方は、Premiere Proを2ヶ月間の勉強で、案件を獲得し、月50万円も稼ぎ独立された方です。
Final Cut Pro Xでも仕事は受けれるが・・・
全ての案件がAdobeではなく、Final Cut Pro Xでもいいという案件もありますが、数が少なく正直、継続案件も少なく単価も安いのが多いです。
企業案件は皆無でYouTube案件ばかりで、クラウドソーシングサイトでは、応募者が見れるんですが「またこの人いる」といつも同じメンバーで争奪戦になってます。
また、依頼者に質問すると「Final Cut Pro Xでもいいですが、Adobeが好ましい」という返答はよくあります。

私はFinal Cut Pro Xで案件を受けてますが、クラウドソーシングをする前に整体院のYouTubeの撮影・編集やお店のPR動画など複数やっていた実績があるので、強みにして案件は取れますが、本記事はこれからの人に向けたものですので、Final Cut Pro Xはおすすめしません。
しかし、Macユーザーなら、いろいろな案件に立候補するためには、Final Cut Pro Xも使えるようになるのは必要だとも思っています。
Final Cut Pro Xはテキストの動きに関しては、アニメーションの自由度が低く、いかにもFinal Cut Proですっていうちょっとダサめの文字アニメーションになるので、motion5という別のアプリで簡単なアニメーションは作れる必要があります。
Final Cut Pro Xは日本語が弱いんじゃ!
日本語に弱く無料フォントをダウンロードしても反映されないバグが発生しているため、フォント指定をされると対応できない可能性があります。
バクがでない場合もありますが、Appleホームページの質問コーナーでは、今だに日本語が反映されないと質問があります。

解決策になりますが、keynoteでテロップを作り、画像として扱いテロップに使うこともできますが、解像度が低いと荒く映るので注意してください。
iMovieやWindowsムービーメーカーなどの無料編集ソフトは?
ボクシング最強王者の井上尚弥選手に、ボクシングの練習もしないで運動不足のまま戦いに挑むようなものです。
そんな奴は、世界で1番の無謀でクレイジーです。
無料の動画編集ソフトでクラウドソーシングで案件をとるのは、無謀でクレイジーなやつ。
理由は
・案件があっても単価が超安い。
・見つけたら奇跡に近い。
以上の理由で、誰でも使える無料編集ソフトでクラウドソーシングは諦めましょう。
他の無料動画編集ソフトは?
AviUtlやDaVinciResolveなどの使えると有名な無料動画編集ソフトはありだとは思いますが、案件でAviUtlやDaVinciResolveの指定があるものを見たことがありません。
データー納品なし、編集ソフト指定なし案件なら使うことは可能です。
ここ数年で有名になったFilmoraは、無料では透かしロゴが入るのと商業利用の際は、ビジネスプラン契約が必要になります。
基本プラン・・・2980円(3ヶ月)
プレムアムビジネスプラン・・・5960円(3ヶ月)
ライフタイムビジネスプラン・・・14900円
となってます。
Filmora価格ページより。
パソコンスペックは、ケチるな。
これからパソコンを買う人や、安いパソコンを買って使っている人は、スペックのいいパソコンに変えましょう。
プロ向けの50万や100万円もするハイスペックは、ゆくゆく必要になるかもしれませんが、案件が増えて独立するや、グラフィック系などを作り始めるなどになってからでも遅くありません。

どんなのを買えばいいの?
迷いますが、「どのぐらいのスペックのPCを買えばいいか」は、AdobeのPremiere ProとAfter Effectsが使えるスペックは、最低限確保したPCにしましょう。
Premiere Pro必要システム環境
After Effects必要システム環境
上記の2枚の表から、簡単にまとめると、
- 64ビットをサポートするマルチコアは、IntelCore 2Duo以降は64ビットとなり、Intel Core i3,i5,i7もです。
- Macでは第6世代より上のも64ビット対応になります。
- OSはWindows10(64ビット)、Macは10.13になります。
- メインメモリー(RAM)が16GBあればとなってますが推奨は32GB。
- GPUは2GBが最低であり4Kまで扱うなら32GB(Windows)
- インストール時のハードディスクの空きは,単体で最大8GB、両方を扱うなら最大14GB。
注意が必要なのは外付けHDDには落とせないのと、MacはSDDが推奨されている点です。
Windowsは使ってないのでわかりませんが、古いパソコンでも10が使えるからと思わずに、カスタムするなり、新しいのを買いましょう。
Macの場合は、整備品やAmazon・楽天・Yahooでの購入時には細心の注意でチェックして購入しましょう。
最新のMacBook Pro16やiMac27ich、iMac Proであればメモリーは16GB以上にして、ストレージもSSDで1T程度はあるのが好ましいです。
iMacのFusionDriveは、HDDとSSDの合体したようなものだと思ってもらって、実は 1TのFusionDriveのSSDが32GBしか存在しないので、2Tで128GBになりますので注意してください。
もし、SSDのみで1Tだとしても保存用の外付けHDDや外付けSSDへは持っておきましょう。

なんて思う方も多いと思いますが。画面が小さいと作業効率がめちゃくちゃ悪くなります。
サブディスプレイがあるとしても13インチはスペックとして心もとないので、先行投資だと思って16インチを買いましょう。
クラウドソーシングでの動画編集の結論。
動画編集に使うソフトは、Adobeでスタートしましょう。
年間約60,000円のコンプリートプランは躊躇するなら、単体プランでPremiere Proだけでも使えるようにしましょう。
PCは、Final Cut Pro Xも使えるようにしておくためにMacです。
MacBook Pro16かiMac27。

MacBook Pro16の場合は、ゆくゆく稼いだお金でサブディスプレイ購入をしましょう。
画面が広く使え、作業効率も格段に上がること間違いなし。
はじめから高単価の案件ではなく、実績作りと自分のポートフォリオ作りのために単価の低いところから攻めましょう。
編集テクニックはYouTubeにたくさんあるので、本を1冊買って作りながら動画を観ながら1ヶ月か2ヶ月間で覚えてしまいましょう。